†966†

□期日 クロロside.
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さっきの円でもしかしたら気づかれたか?とも思ったがラムがこちらに近づいてくる様子もない



物音を立てないようにラムのいるところへ近づくと、やっと見つけた



練の特訓をしている
前よりずいぶんオーラの量が増したな
この1ヶ月 サボらずに続けていたんだろう



さて、どうやって驚かそうか…



「クロロ?」

「?!」



ラムがオレの名前の呼ぶ
絶をしていたのに見破られたのか?
オレもずいぶん、おちたものだ…
教えてる場合じゃないな



「気づかれてしまったか
ラムのこと驚かそうと思ったんだが」

「わー!本当にクロロだ!
じゃあやっぱりさっきのオーラはクロロだったんだね!」



オレを見つけむじゃきに駆け寄ってくるラムを受け止める
やはり、円で気づかれていたか…



「久しぶりだな ラム
ここでの生活はどうだった?」

「とーっても楽しかったよ
嬉しい!ずっと会いたかったの
あれ?でも 期日は明日じゃないの?」



首をかしげるラム
そういえばここにはカレンダーも時計も無いしな、1日ずれるのも無理ないか



「今日で30日経ったんだ
よくがんばったなラム」

「あ、そうだよね やっぱ30日だよね
私 1ヶ月って31日かと思って クロロに会えるの明日だと思ってたんだ」



確かに、1ヶ月は31日の時もある
30日でここに来たオレは相当 ラムに会いたかったらしい

いつのまにこんなにも、この子を求めてしまっていたのかと 自分を笑った



「1日短くなってすごく得した気分
はぁ、本物のクロロだぁ」



ぎゅっとオレに抱きつくラムの頭を撫でる

そうだな、考えても答えなどでるわけがないか

答えは脳にはない
オレの心がこんなにラムを欲してる時点で答えなんて決まってる



オレは一体いつから
こんなにラムを愛しく想うようになってしまったんだろうか



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