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□想 クロロside.
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1ヶ月
ラムに与えた時間だ
同時にオレに与えた時間でもある
ここ半年 オレはずっとラムと時間を共有していた
彼女の念を覚醒させることは、オレにとってただの暇つぶしだった
彼女を一目見てわかった
オレと彼女の人生が交わることはない
お嬢様のラムとオレとでは
生まれた場所も生きていく世界も何もかもが違う
ただの暇つぶし
暇じゃなくなったらいつでも捨てられる、そう思っていた
それなのにオレは、気づいたらこんなにもラムに入れ込んでいる…
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『クロロー!
なでなでしてぇ』
『すごいぞ ラム
本当に飲み込みが早いな
さすがだ」
『クロロの教え方がいいんだよ
よーし!私 もっともっとできるようになるから!そしたらまたなでなでしてね』
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自分の手に視線を落とす
ただ頭を撫でるだけで、ラムはあんなにも喜んで、本人の言う通り 良い結果に繋げる
なんて単純な生物なのかと思った
こんなことで喜ぶなら扱いやすい
だから、オレはラムを撫でてやった
最初はそう考えて、意図的にラムの頭を撫でていた
それなのに、最近は気づくとラムの頭を撫でてやっている自分がいる
「オレは…」
「団長?」
「あぁ、何でもない 行くぞ」
オレはラムの何だ?
オレにとってラムは何だ?
わからない
だからこの1ヶ月で、その答えを探すんだ
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