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□examination 1
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一次試験はひたすらに試験官に着いて行くこと
しかも割とペースも早い、持久走 苦手なんだよなぁ……



「♡」



ヒソカの視線感じるし、ヒソカより前行くのやめよ
後ろなら視線感じないし…


それに、さっき確認したお気に入り達は死んでなかったし良いことにする



一次試験は私のペースで行けばいいや
急いだところで最後まで付いていけばいいだけだし



「!」



と、ペースを緩めた瞬間 ものすごい力で体が前の方に引き寄せられた



「やぁ♡ さっきぶり♡」

「ヒソカ?!なんで?」

「暇だから、ラム 相手してよ♡」



確かに走ってるだけの暇な試験だけど…って、そうじゃなくて!



「なに今の?
体がぐーんって、なったんだけど」

「あぁ♠これさ♦」



そう言ってヒソカが指を立てる
凝でそれをみるとピンク色のオーラが見えた
そしてそれは私の両肩に繋がっている



「なにこれ?!」

「ボクの念能力♣
バンジーガムって言うんだけどさ
ゴムみたいに伸び縮みして、ガムみたいにくっつくんだ♦
それもボクの自由自在♠」



そんなのいつ付けられたんだろ…
あ、どうせ最初に付けられたんだろうなぁ…



「ってか、普通 自分の能力の説明そんなにする?」

「これね、すごく応用きくから
別に相手にバレても問題なしさ♦」



意味わかんない
ってか、相手もなにも 私もそんなに体力とか持久力に自信あるわけじゃないんだけど…



「…♦」

「うぁっ」

「捕まえた♡」



さっきのバンジーガムを使ったんだろう、私はぐんっと引っ張られ、あっという間にヒソカの腕の中でお姫様だっこされていた



「なんのつもり?!離して!」

「横見ながら話すより、この方が楽だろ?♣」

「意味わかんないから!」

「可愛い♡」

「知ってる!
だから降ろして!」



抵抗しようにもヒソカの腕から抜け出せない
めちゃめちゃ力強すぎ…



「…はぁ」

「おや♣大人しくなったね♦」

「諦めたの…
それに、持久力にはそんな自信ないし、運んでもらえるならラッキーだし」

「うん♡ 任せてよ♡」



地上に戻れるまでの間
私はずっとヒソカに抱かれていた
その間に聞かれたのは イケメンは見つかったか、とか 私のことについてとか他愛もない話だった


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