♯魔法の国

□パシられ隊
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ナイトレイブンカレッジ
サバナクロー寮にて__________




「あ?んなもん、ラギーに言え」

「腹減った…、おいラギー何か買ってこい」

「なぁ、ラギー見なかったか?
ったくアイツどこ行きやがった、使えねぇ奴」




貴方はいつもそう
二言目にはラギーラギーって…
ラギーは貴方の何?




「…」

「あのぉ」

「あ?」

「レオナさん、ラムさんに何かしたんスカ?」

「あ゛?何で俺なんだよ」

「だって、ラムさん怒らすのなんて
このサバナクローでレオナさんだけっスもん」




レオナのベッドの上で私は明らかに怒ってますオーラをだしている
それにいち早く気づき、そしてその理由がレオナ先輩だということも当てるラギー



「俺はなんもしてねぇ」

「はぁ…、ラムさんも
この人が、相手の気持ち察することができないなんて
今に始まったことじゃないんスから、言ってやってくださいよ」



やれやれ、と言ったように肩をすくめるラギー
ラギーは歯に絹着せずに言いたいことを言うし
しっかり周りのことも見ることできるし、変化にも気付く
きっとそういうところが、レオナ先輩に気に入られているところなんだろう





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