♯魔法の国
□あなたがいないと
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「構ってちゃんか?」
レオナはくるりと私の方に向き、大きな手が私の頬に添えられる
エメラルド色の瞳が、熱を持って私を捕らえる
「ふふ、いつでも構って欲しいって思ってるよ?」
至近距離に大好きな顔があるのに、ガマンなんてできない
私からレオナにキスをすると、満足気に口角を上げた
「そんなに俺が欲しいのかぁ?
仕方ねぇな、ラムがどうしてもってんなら
授業サボって愛してやるよ」
「その言い方はずるいー
私は、レオナに授業出て欲しいって…思ってるよ?
でも、おんなじくらいこうしてたいって…思うんだよね」
まだ明るいのに、そんなことは関係なくて
大好きなレオナと肌を重ねること以上に優先できることなんてなくて…
「んっ…」
戯れみたいなキスだけじゃ足りなくて
体温がどんどんあがるように
もっともっと、レオナと繋がりたいって気持ちも増えてきて止まらなくなる
だって、私はこんなに貴方のことが大好きでたまらないんだもん…
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