長編 禁じられた二人
□episode 3〜新たな一面〜
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夢莉side
彩さんの部屋に初めて遊びに行ってから、私達はスケジュールが合わずに中々会うことが出来んかった
そしてやっと2人の休みが合って、待ちに待った初デートをすることに
デートプランは私に任せてくださいって言っちゃったから必死に携帯とにらめっこ中…
『んー…こうゆうの彩さんは好きなんかなぁー…』
携帯とにらめっこをしていると携帯の画面が着信画面に変わった
『もしもし』
「出んの早いな(笑)」
『うん、彩さんからの着信待ってたから』
彩「ウソやろ?」
『あれ、バレた?携帯弄っとったからね』
彩「やっぱウソやったんかい」
『でも彩さんの声聞けて嬉しいよ?』
彩「・・・」
『あ、もしかして照れた?』
彩「て、照れてへんもん!」
『あはは!ムキになるとこホンマ可愛いな』
彩「なっ…」
『ねぇ、彩さん…』
彩「ん?」
『会いたくなっちゃった…』
彩「私も会いたいんやけど、これから“友達”が家に遊びに来んねん、ごめんな?」
『ううん、大丈夫。急に変なこと言うてごめんね。』
彩「大丈夫やで。ほな、明日のデート楽しみにしとるからな、遅刻すんなよ!」
『遅刻しないよ!多分…』
彩「多分かい(笑)ほな、また明日!夢莉、好きやで!じゃあな」
私も好きだよ!って言う前に電話は切れた
電話してる後ろで玄関チャイムが鳴ってるのが聞こえたから、おそらく友達が遊びに来て慌てて切ったんやろうな
そしてまた携帯とのにらめっこが始まったのだ