BOOK2

□風邪
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ナヨンside

ミナ「おんに、おでこのやつ変えるね」

私は今、風邪を引いている。

カムバックも終わり、まとまったお休みを頂いたら生活リズムが崩れたことからか、体調が悪くなってしまった。

ナヨン「ミナ…ありがとね」

ミナ「何言ってるの?看病なんて当たり前だよ」

優しいミナに心が暖かくなっていると、部屋のドアが開いた。

ジョンヨン「ミナ〜……あ、おんに起きたの?」

ナヨン「ジョンヨン!何それご飯?」

ジョンヨンはお盆を持って部屋に入ってきていた。

ジョンヨン「そうだよ、おかゆー」



小鍋の蓋を開けると、良い匂いがする。

ナヨン「あ、美味しそう……」

真っ白なお粥にれんげを入れると、じゃり、と音がした。


……じゃり?


「「「……え?」」」


三人の重なった声が部屋にこだまする。

掬ったお粥の下の方を見ると、焦げ茶色をしている部分があった。

ナヨン「ジョンヨン……これなに?笑」

ジョンヨン「…ちょっと分かんない」

ジョンヨンはそう言うとそっぽを向いた。
思わずミナと目を合わせる。

「「……ぷっ」」

二人に一斉に笑われて、ジョンヨンもつられてわらった。


ダヒョン「ナヨンおんに具合大丈夫…?あ、起きたんですか?」

そんなことをしていると、ダヒョンを先頭に給食団の3人が部屋に入ってきた。

ツウィ「そんなに笑ってどうしたんですか?」

ナヨン「あぁ!聞いてよジョンヨンがね、おかゆ」

ジョンヨン「あぁぁぁぁーーー!!」

私が話そうとすると、ジョンヨンが大声を出して誤魔化そうとしてくる。

するとまた扉が開いた。

ジヒョ「ジョンヨン!病人の部屋で何してんの!?」

9人全員入ってくると、さすがに大きめの部屋も狭く感じる。


そう言うジヒョもうるささに拍車をかけていて笑っちゃう。



私は笑いながら、焦げ茶色のおかゆを掬った。


End
とまとさんリクエストありがとうございました!
喋らないメンバーが何人かいてすみません…!
ミナとかジョンヨンは普段から冷静なので看病とか上手そうですね〜

Web拍手でこの話が気になると言って下さった方、お待たせしました!

皆さんに気に入っていただけたら嬉しいです

ここまでお読みくださりありがとうございました!


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