赤い鬼神

□脇だけ洗っときゃいいんだよ脇だけ
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「「…」」

「あー、あつい。なんで真選組の制服ってこんなカッチリしてんだ?世の中の連中はどんどん薄着になってきてるってのに。ほらよ夕貴」

「この際だから夏服の隊服考えて上に提案しないか?サンキュ」

「それもいいかもな…おまけにこのクソ暑いのに人捜したァよ、もうどーにでもしてくれって」

「せめて室内で涼みてえ気分だ。ということでここから先は二手に別れて捜そうぜ土方」

「てめー。サボるつもりだろ。そうはさせねーぞ」

いいだろうが少しぐらい室内に移動したって。あつくてやってらんないんだよコノヤロー。このクソ暑いのにも関わらず暑苦しい隊服を着て人捜し中、自販機でトシに奢ってもらったコーヒーを飲む。

「そんなに暑いなら夏服ってつくってあげますぜ。土方さん、山南さん」

ドゴォォ

「「!うおおおおおおお!!」」

「あぶねーな…動かないでくだせェケガしやすぜ」

「あぶねーのはテメーそのものだろーが、何しやがんたテメー!!」

「確かに夏服提案しようっていったけども!こんなあぶねーやり方があるかァァ!?コーヒーを返せ!!」

こ、こいつは毎回毎回殺す気か!?背後から総悟の声を聞こえて振り向くとトシと私に向けて刀を振り落とした。なんとか避けた私とトシだったが飲みかけのコーヒーが地面に転がってしまう。まだ少ししか飲んでねーのに!
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