赤い鬼神
□喧嘩はグーでやるべし
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「あ」
「どうした？」
「メンティアなくなった。帰りにコンビニ行こうぜ」
「あんなポリポリ食ってっからだろ。控えろや」
「うるせーな。私にとってメンティアは体の一部なの。ないと死んじゃうの」
「中毒かよ」
くっそ、ストックは屯所にあるけど食わねえとイライラする。食わなくてもトシと見回りってだけでだるいのに。桂騒動から数日後トシと見回り中にメンティアが不足してしまったつらい。
ザワ ザワ
「！なんだありゃ」
「ずいぶん騒がしいな」
「オイオイ何の騒ぎだ？」
「エエ女とり合って決闘らしいでさァ」
「ヘェ」
「女だァ？くだらねェどこのバカが」
「「あ、近藤局長」」
橋の上を歩いていると複数の人達が橋の下を見ていて騒いでいた。何事かと気になっているとトシが男達に声をかける。女をとり合うバカはどんなヤツかと橋の下を覗き込むとそこには我等が局長近藤さんが横たわっていたのである。