赤い鬼神

□酔ってなくても酔ったふりして上司のヅラ取れ
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「近藤さんどこいった?」

「知らねえ」

「おいおい今から花見するってのに大将不在でいいのかよ…ってあれ?近藤さん」

「ん?あ、本当だ」

なんか、女に殴られてね?何やってんだあの人。毎年恒例の花見の日。私服で花見場所に来た私達真選組は山崎が取っているであろう場所に向かっていた。一緒に来ていたはずの近藤さんがいなくなっていることに気づいてトシに聞いたが知らないらしい。どこ行ったんだと探していると女に殴られている近藤さんを見つけた。

「オイオイまだストーカーにあってたのか、町奉行に相談した方がいいって」

「いやあの人が警察らしーんスよ」

「世も末だな」

「悪かったな」

「坂田クンおひさ」

「夕貴じゃんおひさ。オウオウムサい連中がぞろぞろと何の用ですか?キノコ狩りですか?」

「キノコ狩りなわけねえだろお前らと同じで花見だよ」

なんだ坂田達も来てたのか、会ったのはトシとやり合った時以来だったから軽い挨拶だけ済ます。キノコ狩りに来たわけではないとだけいっておく。
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