30〜54
□#27
4ページ/5ページ
僕とアレイスターでミランダさんの文字盤をアクマの銃弾から守っていた。
降り注ぐそれは、キリがない。
「‘真理の箱’!」
こうして守るにも、限界がある。
二人で悪戦苦闘していたら、空からラビが待たせたな!と降りてきた。
火判を使えば、表れた火の竜が文字盤にとぐろを巻いて。
これで何とか保ちそうだ。
「俺に作戦があるさ」
作戦とは、アレイスターの手のひらに天判を打ち込み、雲の上のアクマに攻撃を仕掛けること。
「やったか?」
だが少しの間の後、銃弾が再び降り注ぐ。
「全然当たっとらんではないか!」
馬鹿者と言われてラビは舌打ちする。
どうやら当てずっぽうらしい。
「どうしたら良いんだろう……」
暗い空を見上げた。
(NEXT)