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遥か上空で戦う、エシとリナリーさん。


見上げてたら、雲の合間から何かが見えた気がして。



目を凝らしよく見てみれば、アクマがこっちを狙い、銃弾の雨を降らす。





いくら僕でも、船全体に張る程まだ力はなくて。


とりあえず僕は‘真理の箱’を使って銃弾を防ぎつつ、近くにいる人を片っ端からガードする。


まともに発動の練習なんかしてないから、かなりキツい。





それでも出来るだけ多くの人を盾で銃弾から守る。


たとえ敵でも、人が傷付くのは嫌だから。







その時ミランダさんに、銃弾が集中して向かっているのが視界に入った。



彼女は船の頭上に浮かぶ文字盤に銃弾が当たり、自らもダメージを負って動けないらしい。


盾を張ろうにも間に合わない。







名前を叫んで、

僕は必死に手を伸ばした。





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