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ジャスデビの銃弾がアレン狙って、何発も撃たれる。
床が氷結していることから、凍らせる能力かと思いきや。
「装填、赤ボム!
『灼熱の赤い惑星』!!」
今度は巨大な火の玉。
“十字架ノ墓”で何とか防ぐも、またもうひとつ襲ってくる。
慌てるアレンの前に立ちふさがった2つの影。
「テメェら、アレンばっかぁ――
狙ってんじゃねェ―――!!!」
アレイスターとラビが双子に弾き返す。
今度は2人に向かってくるそれを、慌てることなく“白ボム”で相殺。
ただの銃ではないのか。
何か仕掛けがあるのか。
それを知るは、レロのみ。
元々あれは何の変哲もない、ただの銃。
(双子いわく闇市で手に入れたとか)
しかも実弾は込められていない。
黒い発想をしていたレロは、ハッと思い出した。
彼らに課された命を。
「じゃないレロ。
ジャスデビたま!!
伯爵タマからのクロス討伐の命は、どうしたレロ―――!!」
その途端レロに銃弾の雨。
「だぁ―ってろボケ!
穴だらけの傘にすんぞ」
「クロスは江戸のどこ探してもいなかったんだよ!
このボロ傘が!!」
どうやらそれにはあまり触れられたくないらしい。
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