30〜54

□#34
1ページ/6ページ










「白髪」
「奇怪な左眼」


〈お前が「アレン・ウォーカー」だね?〉





突然現れたアクマ。


手にはティキのゴーレムを引き連れて。



周りが驚く中、フォーは弱々しい声でアレンに逃げろと。


イノセンスがないアレンでは、殺しに来たアクマに勝つことなんて出来ない。




アレンが反論しかけた時、アクマは二人の会話に割り入って。


アレンは紐に胸を貫かれた。




それはアクマのダークマターの能力。



――物質分解能力。


その糸はあらゆる物質の構造を分解・吸収し、存在を消滅させる。


アクマは、アレンを分子レベルにまで分解するつもりでいた。





だんだん色をなくしていく、アレンの体。

蝋花が声を上げた、その瞬間。



「“封神”招喚!
“我、血ノモトニ許可スル”!!」


現れたバクが手のひらをかざせば、壁の紋様は光を発し、そしてその光はアクマを攻撃した。


「フォー!
今のうちだ!!」


直後、右腕を刃物に変えたフォーが糸を切り、バクに遅い。と。

バクは早くこっちに来いと叫んだ。



今の攻撃では、数秒動きを止めるくらいしか出来ないから。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ