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「白髪」
「奇怪な左眼」
〈お前が「アレン・ウォーカー」だね?〉
突然現れたアクマ。
手にはティキのゴーレムを引き連れて。
周りが驚く中、フォーは弱々しい声でアレンに逃げろと。
イノセンスがないアレンでは、殺しに来たアクマに勝つことなんて出来ない。
アレンが反論しかけた時、アクマは二人の会話に割り入って。
アレンは紐に胸を貫かれた。
それはアクマのダークマターの能力。
――物質分解能力。
その糸はあらゆる物質の構造を分解・吸収し、存在を消滅させる。
アクマは、アレンを分子レベルにまで分解するつもりでいた。
だんだん色をなくしていく、アレンの体。
蝋花が声を上げた、その瞬間。
「“封神”招喚!
“我、血ノモトニ許可スル”!!」
現れたバクが手のひらをかざせば、壁の紋様は光を発し、そしてその光はアクマを攻撃した。
「フォー!
今のうちだ!!」
直後、右腕を刃物に変えたフォーが糸を切り、バクに遅い。と。
バクは早くこっちに来いと叫んだ。
今の攻撃では、数秒動きを止めるくらいしか出来ないから。
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