短編

□にやにや
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高「まいやんなんか面白いことあったの?」
白「え、なんでー?」
高「顔ニヤけてるよ笑」
白「え!? ほんとに!?笑」
高「ほんと笑 ファンの人に見せれないね笑」
白「あっはっは笑 そんなにやばかった?」

なんて会話をしてるのは私のことが好きって言ってくれたまいやんこと白石麻衣。

奈々未が卒業する前から気にかけてくれてたけど
卒業してからずっと隣にいてくれて
気づけばまいやんのことが好きになってた。

そんな彼女は今
かずみんとおしゃべり中。

私はソファに座って本を読んでるけど
まいやんの声は自然と耳に入ってきて
気づけば目で追ってる。

そういえばこの前からまいやんは携帯を見てはニヤニヤしてる。
しかも結構やばい顔で。

何を見てニヤニヤしてるんだろう。

かずみんに聞いてみようかな

飛「ねぇかずみん」
高「お、あっすーなになに?」
飛「さっきさ、まいやん何を見てニヤついてたの?
この前も携帯見てニヤついてたんだよね」
高「え!あぁー、えっとねー。
んー、わかんないや!笑 ごめんね😭あす」
飛「んー、そっか、ならいいや!」
高「本人に聞いてみな?」
飛「そーするー」

かずみん知ってるっぽかったけどなー
まぁ、今日泊まりいくしそん時聞こっと



まただ
お仕事が終わってまいやんと一緒に帰ってきた
まいやんの手作りのご飯を食べて
お風呂に入って髪を乾かしてもらった

今は2人でテレビを見てるんだけど
まいやんはさっきから
携帯ばっかり見てニヤニヤしてる

飛「顔やばいよ」
白「え!? なんで!? 私変な顔してた?」
飛「自覚ないの?笑 めっちゃニヤけてるよ笑」
白「ほんとに!?」
飛「この前から思ってたんだけどさ
何見てにやけてるの?」
白「ん? 私が撮った飛鳥コレクションだよ!」
飛「……ん? ごめん、もう1回言って」
白「私が大好きな可愛い可愛い飛鳥コレクション♡」
飛「消して」
白「やだよ笑」
飛「なんでだよー。そんなん私だけデメリットしかないじゃんか」
白「デメリットなんてないじゃん!
私が幸せになれるんだからいいでしょ?」
飛「んーーー。写真じゃなくて本物でいいじゃんか」
白「きゅーーーん
飛鳥可愛い。今のやばい。もう1回言って?」
飛「絶対やだ! だから消して!」
白「構ってくれる?」
飛「構うから」
白「なら、仕方ない……。」
飛「ふぅ、よかった」
白「よし、じゃあ言ったからにはちゃんと構ってよ!」
飛「わかったから!」

なんとか消してもらった
けど、いつの間に写真撮ってたんだろ

ていうか
本物が目の前にいるんだから……
私見ればいいじゃんか

それからまいやんの気が済むまで構ってあげた
まいやんといると楽しいから全然いいんだけどね


だけど私は知らなかった
まいやんが撮った写真はバックアップされて
パソコンやUSBにまで保存されてることを
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