白西

□ずっと一緒
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高「ずっと一緒にいて飽きないの?」

かずみんのこの一言がきっかけだった。

今日まいやんは風邪で休み。だから、聞いてきたんやろうと思う。

まいやんとは別に付き合ってるわけでもなく、小さい頃から一緒だったわけでもない、ただ大学で出会った人。入学式で偶然となりの席になって話しかけてくれたのがきっかけだった。

白「大学の入学式って結構めんどくさいね笑」
西「そーやね笑」
白「私、白石麻衣よろしくね!」
西「西野七瀬です!こちらこそよろしくな!」

誰もがするような形式的な挨拶。だけど、まいやんの笑顔に惹かれたんやと思う。

それからずっと、何をするにも一緒だった。

西「ななは、飽きないな〜
なんか、無理に話さんでええし、でも話したい時はちゃんと聞いてくれるし。
どこかに行くにしても、ななの意見聞いてくれるし」

考えてみればまいやんはいつもななに合わせてくれてた。

高「ほんとに付き合ってないの?笑」
西「付き合ってないで?笑」
高「なぁちゃんは好きじゃないの? まいやんのこと」
西「んー。どーなんやろ?」

考えたことないといえば嘘になるけど、まいやんとの関係は今が一番楽しいと思う。

西「今が楽しいからな〜」
高「もし、まいやんが誰かに告白されたらどうする?」

告白か。

西「……どうも、せぇへんよ。」
高「その間が答えなんじゃない?笑」

考えた。まいやんが他の誰かに告白されて付き合ってしまったら、ななたちは今までみたいに一緒には居られへんくなる。そんなんいやや。

西「好き、なんかな」
高「私はわかんないよ笑 でも、まいやんといる時のなぁちゃんが一番楽しそうに見えるし笑顔が輝いてると思うよ!」
西「え?ほんま?」
高「うん笑 悔しいけどね笑笑笑」
西「なんかごめん笑」
高「いいよいいよ〜
でも、ちゃんと気持ち伝えたら?
まいやんなら、なぁちゃんへの気持ちにちゃんと答えてくれると思う」
西「ふられたら立ち直れんわ」
高「心配いらないと思うけど笑
もし、ふられたら私が一緒にいてあげる」
西「ありがとな、かずみん」

よし、明日まいやんが学校に来たらななの気持ち伝えよう。

まいやんが好きやって。
これからもずっと一緒にいようなって!
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