短編

□だからあなたは
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自信はあった
前よりも応援してくれる人は増えたし
自分の長所も磨いて、苦手なこともいっぱい練習した

でも
結果が全て

今年こそって思って挑んだ校内総選挙は
4位という納得いかない順位で終わった

まいやんが殿堂入りした今なら行けると思ったんだけどな〜

「やーめた」

もう自分のことを考えるのはやめよう
悔しくて泣いちゃう

だから私はみんなにおめでとうってハグしていって
自分の気持ちは知らないことにした

山「みさ先輩(泣)4位おめでとうございます!」
衛「ありがと〜 あー、よしよし、泣かないの笑
美月も1年にしてその順位はすごいよ〜?
おめでと」
山「ありがとうございますぅ(泣)」

衛「あ、いたいた
ななみん、優勝おめでと」
橋「ん、ありがと」
衛「もっと喜びなよ笑」
橋「これでも結構喜んでるよ?笑」
衛「そうなの?笑
さっすがクールビューティ橋本ってね笑」
橋「なにそれ笑」

「みさ!」

ぎゅ

衛「まいやん?」
白「お疲れ様」
衛「…まいやん(泣)
こういうときばっか、、ずるいよ」
白「ふふ笑 ごめんごめん」

普段は絶対こんなことしないのに
むしろ私が後輩とかにしてあげるのに
お疲れ様ってたった一言だけ言って抱きしめてくれた

こんなとき
1番に声をかけてくれるのはいつも、まいやんで
辛くて、きつくて、何もかもが嫌になった時
ずっとそばにいてくれるのも
まいやん、あなたなんだよ…
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