短編

□もう会いたい
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ずっと好きだった先輩から
デートのお誘いメールが届いた昨日

デートなんて言ってるけど
ただ飲みに誘われただけ

2人で飲んで話して
気づけば、時計は11時前をさしていた

白「あ、もうこんな時間じゃん
そろそろ帰んないとだね〜」

もう少し話したかったな……。

なんて言えるほど私は素直じゃないから

飛「そうですね」

って思ってもないことが口から出てくる。


飛「今日はご馳走様でした。
奢ってもらっちゃってすいません。。」
白「いいよいいよ〜
私が誘ったんだし!これくらい払わせて!」
飛「なら次は私が払います!」
白「ほんと気にしなくていいから笑」
飛「えー、でも……。」
白「いいからいいから!
ほら、行くよ? あ、もう遅いし帰り送るね」
飛「え、でもそしたら白石先輩の帰りが遅くなっちゃいますよ」
白「私は足速いし、大丈夫!
飛鳥を1人で返す方が心配だから笑」

足速いしって何も関係ないと思うけど笑
ドヤ顔で言った白石先輩は私の手を握って歩き出した。

いやいやいや。
え? なぜ手を握るんですか先輩。
これは期待してもいいんですか?

飛「あ、私の家ここです。」
白「そっか」
飛「ほんとに、わざわざ送ってくれてありがとうございました。
じ、じゃあ、また…」

手、話したくないな…

そう思って先輩の顔を見あげたら
白石先輩の顔が目の前にきて
唇に柔らかいものが一瞬だけど触れた

飛「っ///」
白「じゃあ、またね。飛鳥。」
飛「お、おやすみ、なさい」

はぁ〜だめだ。
キスなんかされたら先輩も私のこと……
でも、期待はしていいよね

先輩、今別れたのにもう会いたいな
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