BOOK:79 りある

□☆俺とお前と、時々サイフ
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後日、写真を見せてくれた美容師さん。

そこに写っていたのは大きな鷲を腕にとめさせた、ものすごいダンディーなおじさん。

俺が知念と張り合わせていた彼女は、まさかの鳥だったらしい。

知念は「だから大丈夫って言ったでしょ」なんてケラケラ笑っていたけど、それでもやっぱり、俺からしたら知念が俺以外の特定の人と仲良くしてんのは面白くないよ。



なんて。

知念はそんなこと思いもよらないんだろうけど。

それでも、きっと。

機嫌が悪くなる度に気づいて、また笑顔にさせてくれるだろ?





昔から、俺の機嫌をよくするのも悪くするのもお手の物。

最後は苛立ちだけじゃなくって、その時の悩みとかも全部まとめて笑い飛ばさせてくれる。



いつからか、笑顔で終わるその最後にキスすることが追加されたけど、昔から変わらないこの関係は一生続くんだろうな。



ねぇ、知念。

これからも俺のことを笑顔にさせてよ。

そのための先行投資なら厭わないから、さ。


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