BOOK:79 りある
□☆俺とお前と、時々サイフ
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自然と早足になる、鼻歌なんかも歌っちゃって。嬉くて、楽しみでたまらない。
その気持ちを抑えようともせずマネージャーさんに苦笑いされながら辿り着いた楽屋。
廊下まで聞こえたメンバーの声に自然と笑顔になる。
今日は、少し久々のメンバーとの番組収録。
しかもその後は仕事がないからゆっくりできる。
ちょっと前まではツアーとか新曲の振り付けで長く一緒にいる時間があったけど、最近は新曲のプロモーションとレギュラー番組の収録ぐらいしか会えなくて。
しかも、俺はドラマの撮影があるせいであんまりゆっくりできないし。
ドラマの現場は楽しいし、刺激をもらえて充実してるんだけど、やっぱりメンバーといるのとはわけが違う。
今日は久々にメンバーとゆっくり出来るからってずっと楽しみにしていたんだ。
「おはよ!」