おはなし
□復活LOVE
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何でも分かり合える関係だと思い込んでいた。
出会ってから3年、付き合って2年。
カズは俺の家に入り浸り、成り行き半同棲になっていた。
早く仕事が終わった方が夕飯を作って帰りを待つことも、もう当たり前だった。
カズのことは変わらず愛していたが、改めて口に出すことなんて、もうどれぐらいしてこなかっただろうか。
仕事や飲み会続きで、カズとの時間を取れるほうが珍しいのが通常のことのようになっていた。
ある日久しぶりに背中からカズを抱きしめると、毒づくようなセリフが聞こえてきた。