じみんあにばーさりー
□ハロウィングクミン
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HappyHalloween Kookmin!
今日はジョングクが会社のパーティーで少し遅くなる。
それを狙って、今日は".Halloween"。僕も世界行事を楽しみたいし、ジョングクと楽しく過ごしたい。
どんなに夜が遅くなったっていいから、2人でケーキ食べて、ハロウィンって言って遊びたい。
そのために今日はジョングクを見送った後、ケーキの予約とハロウィン料理の買い出しに行った。
「えっと…かぼちゃとマカロニと…ホワイトクリームと…ワインと…」
こんなにたくさん買ってたらあっという間に万に行ってしまったけれど僕の貯金から全部だそうって決めていたことだからしょうがない…
[お会計が、12,000円です]
「あ、はい…」
自分のクレジットカードを差し出して、一括払いで、って伝えた。
「重たっ…」
かぼちゃにワインにジュースに…たくさん買いすぎて重たくなってしまっていた。
ふと、腕時計を見ると
「…うそっ、あ、早く帰らなきゃ!」
確か、10時くらいに頼んでたものが来る予定だった気がする…もう、走らなきゃ!!
家に着いたのは9時半ごろ。
もう、疲れた…
ピンポーン
「は、はーい!」
出ると、宅配業者の人が段ボールを差し出し
〔サイン、お願いします!〕
その段ボールを開けると、僕の頼んでいたものがどっさり入っていた。
ハロウィンコスチュームに、耳みたいなのとなんか変心棒みたいな変なのと…
「うわっ…こんなに露出激しいの!?」
画像で見ていたよりもさらに露出が激しかった。
ミニスカだし、ピタってしてるし…
とりあえずきちんとサイズが合うかどうか、試着して見ることにした。
僕が頼んだのは…猫の衣装。
紫っぽい色で…少々露出が激しい。
「まぁ、着れる事には着れるよねっ!」
それと、僕が独断でジョングクに似合うと思って買ったドラキュラコスチューム。
……ほら、ジョングクってかっこいいじゃん?それにスタイルだっていいし、…だから着てほしいものがあって…
黒の長いマントに、緑のカラコン、口からは血がダラダラと出ていて少し狂気的なジョングク…
…あぁ、想像するだけでカッコいい。
早く、2人でハロウィンパーティーしたいな…
「やっと…疲れた…」
かぼちゃグラタン、おばけの形をしたホワイトチョコ…はぁ…すごく疲れた。
でも、ジョングクが帰ってくるのは予定ではあと1時間くらいある。
じゃあ、着替えて待っておくかなぁ……?
「うわっ、なにこれ…僕が着たらなんか…変」
黒のニーハイ、紫のミニスカ、黒の尻尾に赤の猫耳…なんだか恥ずかしい…見たこともない格好で僕が立っているんだもん…
だけど、なんだか男が着ているけれどなんだか女の子ってこんな感じなんだなって分かったしなんか嬉しい…
カトク。
聞き慣れた通知音を聞き、携帯を取りに足を上げて机に向かうとスカートがヒラっと広がり中に空気が入り込んでくる。
んっ、思わず身震いしてしまった。
その…僕のものに急に刺激が来ちゃって…
「あ、ジョングクからだ…」
(もうすぐ、帰るからね!)
コンビニの袋を持ったジョングクのスーツ姿で笑顔な姿を見ると、こっちも嬉しくなって元気が湧きそうな感じ。
「わかったよ…っと。」
じゃあ、ジョングクが帰ってくるのを待っておこう。
JK
僕には秘策がある。
ジミニヒョンは、年中行事が大好きだ。
記念日だとか誕生日、ハロウィンお正月…なんでも楽しく過ごしたがるたちで本当におちゃらけてる。
[お?じゃあ、お前仮装してジミン驚かせたらいいじゃん]
会社の先輩のユンギヒョンに相談したらそう言われた。
…それもいいな…
ってなって今からドラキュラの格好をしに行こうと思います。
ジミニヒョンには普通のスーツの格好の写真を送っておいて、今から公園のトイレで着替える。
開けてみるとなんだか恥ずかしい…
これはドラキュラ。
黒マントにカラーコンタクト、血糊やアクセサリーも全部付いている。
『うぇ…血糊めんどくさいな…』
少し愚痴りながらも着々と着替えていった。
『ふ、できた。』
あんまり自分のドラキュラ姿なんて見たくなくって鏡なんぞ見ない。
そのまま家に直行した。
JM
ピンポーン、
やっと帰ってきた!!
…これ、喜んでくれるかな…?
ガチャっとドアが開く音がして、その何秒か後にハッピーハロウィン!って言おうと思ったのに…?
『ジミニヒョン…!!』
言う前にジョングクらしきドラキュラにガバッと取り囲まれてしまった。
「ジョ、ジョングク…??…怖いよ…っ、」
黒いマントで体ごと、頭まですっぽりと隠されてしまった僕。
『…えぇ!ごめん…』
あっという間に離してくれて、2人で向かい合う。
『じ、ジミニヒョン…、!そんな可愛い格好してたなんて…、』
「ジョングクだってかっこいいじゃん…」
幸せなグクミン。
enD