じみんあにばーさりー

□仇を仇で返したら倍の愛が返ってきた
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ツンデレ🐰×心配性🐣
別れ際の2人から復縁までの話
センイルチュカヘ!ジミナ〜♪


[言葉にしないと届かないんだよと、君に伝えるべきだった]


一度も僕に好きだとか愛してるとか、何も言ってくれたことのない僕の恋人。

どんどん成長して行く弟、

逞しい筋肉、男らしくなった顔、筋肉のおかげでかっこよくなったスタイル。

その全てが僕の想いを押し出してしまった。

告白した時にはほぼなり行きだった。弟のソロダンスを見て耐えられなくなった欲望をそのまま弟にぶつけてしまった。

容姿は成長していたのだけれど、やっぱり気持ち…精神は年相応であって、彼は自分の想いに素直だったんだ。

『その…まだ、よく…わかんないので、、すいません…』

あぁ、これは彼なりの柔らかな断りなんだろう、とその時真っ直ぐ受け取った。


…にも関わらずその数週間後、彼は僕に新しく告げてきたんだ。

『ヒョン…俺、ヒョンが好きです…』


僕の告白後、少しだけ2人の距離が遠ざかっていた。

というよりは、僕が一方的に気まずくなって避けてしまっていた。

べたべたとくっつく僕のスキンシップを急に辞められた弟がただ、勘違いしてるだけなんだろう、なんて簡単に決めつけていた。

…それでも、僕はジョングク、弟が大好きで。まだ彼の事が諦める、なんて思考はなくって安易に彼の''安易''な考えを受け入れてしまった。





「ジョングク、来週の金曜日…一緒にデートできる?」

不安気に僕が聞いたのは、当初よりジョングクが冷たくなってしまったから。

『あー、すいません。会社の奴らと食事あるんで〜』

…やっぱり。

僕たち、もうダメなのかな…

何回断られた事か、ジョングクの誕生日、僕の誕生日、記念日…


「もう、耐えらんないよ…」

いくら、努力家で我慢強い僕だってこんなに辛い事…耐えられる限界って物がある、


そこで僕は諦めるためにそれを考えた。







あの日から1週間経って、金曜日になった。その日は僕の誕生日。

カトクには事前にジョングクから、

『今日は遅くなりそうです』

とたった一言だけ連絡が回っていた。


僕だって、こんなに想いが強くなったらもっとさっぱり別れられたのに…

ここまで好きにさせておいて、こんな酷い仕打ちあるもんか、

…僕だって、仇で返されたこれ。仇で返してあげる。




JK


『ただいまー、』

接待があって遅くなった。

ジミニヒョンには食事に行く、なんて言って誤魔化してきたんだ…

今日の接待はやけに距離の近い女社長さんだった。その社長さんの日に家に帰ると、ヒョンに匂いが分かるのか機嫌を損ねさせてしまうのだ

『あれー、もう寝ちゃったのかな?』

暗い廊下を歩いて、リビングに向かうと何も用意されていなかった

『…?』

いつも夜ご飯が用意されていて、部屋もあったかくしてくれているはずなのに…なんて頭に疑問を浮かばせながら風呂に向かった。


お風呂から出て、僕たちの寝室に向かって今いるであろう可愛いジミニヒョンに抱きつきたくて早く向かった。

ドアを開けてみれば、ジミニヒョンはそばにいなかった。

は?なんで?どこ?って悩んでいたら机に何か置いてあってそれを読んだ。












『はぁ、はぁ、!…う、そ…』







仕事が忙しくて気づかなかった、




まさか今日がジミニヒョンの誕生日だったなんて…



『はぁっ、ジミニヒョン、!』

一日中探し回って、思い当たる場所には全て行った

どうしよう、

混乱しまくってずっと頭はジミニヒョンのことばっかり。

ジミニヒョンが誰かに取られたらどうしよう、
ジミニヒョンの笑顔が見れなかったら僕、死んじゃう、




朝になって、会社に行かないと行けないからしょうがなく起き上がる。

昨日の夜泣きじゃくりながら歩き回って、筋肉痛と目の腫れに戦っていた。

目の腫れはひどく、足はどんよりと重かった


…会社の帰りにジミニヒョンの会社に行こう

そう決意した。




『すみません、◯◯株式のチョンです。以前取引していた件についてパクジミンさんにお伺いしたいのですが…』

〔はい、了解しました。少々お待ちください〕


その数分後僕に呼ばれたことを秘密に、ここに来るように頼んでもらった。

こつこつ、と革靴の鳴る音が僕に向かってくる。

顔を上げると、角を曲がって来てくるジミニヒョン。

『ジミニヒョン、!!』

思わず走って飛びつき、抱き締めていた。

「…ぁ、なんでここに、?」

『ジミニヒョン、俺あなたの誕生日って気づかなくって…冷たくなってたのは、欲情してしまうからなんです…僕は、僕は!!…ジミニヒョンが大好きなんです、愛してるんです!!』


何も言わないジミニヒョンがすごく不安になって、俺はまたきつくきつく抱きしめた。


『だめ…俺から離れるなんて考えないで。離れたって、どこに行ったって、絶対に探し続けるから…それだけ愛してるから…』

「…っ、ふ、じょ、じょんぐが…僕も、だいすき…たんじょうび、忘れられたのかと思ってた…っ、」


『忘れるわけないじゃん、だって、』



俺はあなたしか好きになった事無いんだから。





Happy BirthDay Jimin!!

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