幽★遊★白書

□幽⭐遊⭐白書
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幽助「ウオオ❕何だ?俺が倒れてるじゃねぇか。」救急車が来て、幽助と幽助が庇った子供の様子を診る。
人1「子どもは無事です。かすり傷だけ…」
人2「こっちは駄目だな。よし、担架に乗せよう。」
人1「はい。」
幽助「おい!待てよ‼コラッ!」
人2「とにかく、ボウヤも早く救急車へ……」
幽助「あっ!おい!待てつぅーんだ!おっさん❕俺はここにいるんだ!それじゃねぇよ!」 聞こえる訳もないのに勝手にキレて殴りかかる幽助。だが、当然すり抜けた。当たり前だ幽霊なんだから…幽助は何故自分が死んだのか、必死におもいだしていた。まず、10日ぶりぐらいに学校へ行ったそうだ。そして担任の竹中に呼び出され、当然のごとく無視をしてたら今度は、幽助と幼なじみである雪村螢子にお説教をされた。そしてその間に螢子のスカートをめくり叩かれた幽助。螢子は怒りでひどいことを言った。(誰でも言うだろうが…)螢子の友達は幽助を恐れて隠れていた。螢子は幽助と居ても害はないと言った。優しい子たちだ。学校で螢子と竹中と桑原ぐらいが幽助の味方だ。しつこく呼び出されていた。人気の無い所で幽助の話をしていた二人。その二人が落とした財布を見て、幽助が取ったと決め付ける最低教師岩本。そしてその最低教師に「出ていけ❕」と言われ帰る幽助。だが、その途中に竹中と出くわす。その後、竹中を玩具でびっくりさせてそのまま、帰った。家へ帰ると母、温子が起きていた。母親の飲むコーヒーを沸かし母親にまで、説教をされかなりイライラしている幽助は桑原をボコボコにすることで、ストレス発散していた。そして、そのあと幽助が庇った子供と出会う。車が多いから危ないと子供に言い注意した。不良でも優しいのである。子供にもっと別の所でやれと言い、その後、気になり見てみると子供はボールを拾うため道路に飛び出し、運転手は前を見ていなかった。幽助は子供を助けるため死んでしまった。
幽助(そうだッ!俺は車にひかれたんだ。「はれ?じゃあ、此処にいる俺は……まさか!幽霊ってやつかぁ!?」
?「ピンポンピンポンピンポーン❇」
幽助「え?………!?うわぁ❕」
?「意外と物分かりが早いわね。」
幽助「………」 ピンク色の着物を着た女の子が傍にいた。
幽助「何だ、おめぇ。」
?「こういう突発事故だと多いのよ。自分が死んだの信じない人。ハアーア。」
幽助「誰だッ!って、聞いてんだよ❕」。
?「三途の川の水先案内人。ぼたんちゃんよ。西洋で云うところの死神ってやつかな。よろしくね。」
幽助「よろしく、じゃねぇんだよ。コラッ!ネェちゃん❕」
ぼたん「あの世の使いにガンをくれないように、ガンを。」
幽助「こう見えてもちょっとは、ショック受けてんだからもうちょっと、鎮痛な面持ちで来いつぅーの。何がピンポンだ。バーカ。」
ぼたん「ふーん。あたしを見てびっくりするどころか毒付くなんて。なるほど🌟閻魔張そのまんまの性格みたいねぇ。浦飯 幽助。14歳。性格、粗野で乱暴、無鉄砲とその上適正が悪いし、頭も悪い。えぇ……こんなことまでぇ?死んで良かったんじゃない?」
幽助「大きなお世話だよ!」閻魔張を取ろうとしたが、取れなかった。
幽助「そんで、俺が突き飛ばしたガキどうなった?怪我しなかったのか?」
ぼたん「様子見に行こっか。」
幽助「うん。」
医者「額と手を少し擦りむいてますが、骨や脳波には全く異常ないですよ。」
子供の母「‼まさる……」
幽助「そっか。無事だったか。なら、良いや❕もう思い残すことはねぇから、地獄でも何処へででも連れてってくれよ。」
ぼたん「フフフ。」
幽助「なーに、笑ってんだ。」
ぼたん「勘違いしてるね。あたしはあんたに、生き返るための試練を受けるかどうかを聞きに来たんだから。」
幽助「生き返る……試練?」
ぼたん「うん!」
幽助「そらどういうこった?」 ぼたんは幽助が子供を助けるなんて誰も想像していなかったため霊界に幽助の行き場が無いことを伝え、幽助が助けた子供は幽助が助けなくても死ななかった。それどころか、かすり傷一つ負うことも無かったらしい。つまり、幽助の死だけが無駄だったことを伝えた。でも、幽助の意見は変わらずぼたんは幽助の通夜を見れば良いと言い上空へ昇っていった。
―――幽助の通夜―――
クラスメイトは幽助が死んだのにも関わらず笑っていた。でも、その中で大泣きしている螢子の姿があった。
螢子「幽助が………幽助が………ヒック……アア……アア❕幽助ェー!!」その後、桑原が舎弟たちに押さえつけられながら、放心状態の母、温子の前を通りすぎた。
桑原「汚ねぇーぞ!勝ちぱっなしでくたばりやがって❕おい!浦飯。よく聞け!テメェを殺すのはこの俺だッ!聞いてんのか❕ゴラァ!?」
人1「聞こえるはずないっすよ。」
桑原「戻って勝負しろ‼コノヤロゥ!生き返れ❗チキショー!?おい!許さねぇーぞ!コノヤロゥ‼生き返れ、幽助ェ。俺は……これから誰とケンカすりゃ良いんだぁ………。バカヤロォ‼」桑原は幽助の写真を殴るが、すんでの所で止めた。
桑原「チキショー……ヒック………俺のパンチを受けてみろよォ…………アア……アア………………。」
幽助「桑原……………」
岩本「何だ。あいつらは……」
明石「浦飯が付き合ってた連中ですね。騒がしいことこの上無い。」
岩本「タクッ,非常識な奴らだ。まぁ、最後に良いことやって死んだお蔭でわが校の株は上がったがなぁ。」
明石「今回だって、子供を蹴っ飛ばした所にたまたま、車が来たんじゃないですかね?岩本先生。」
岩本「十分あり得るね。明石先生。」
幽助の担任の竹中が岩本と明石の胸倉を掴み
竹中「彼らの行動と今のあんたらの台詞。一体どっちが非常識だと言うのかね。」
幽助「竹中……」
竹中「びっくりしたぞ。幽助。お前が子供を助けたって聞いた時は……お前がなぁ。しかし、何故かな……ちっとも誉める気がしないのは…………ウ……ウ……幽助ェ。死んだら、元も子もないぞォ………」
温子「幽…………………助ェ………………フ……フ……アア………アア………ウウ……」
優羽花「幽助………ゥゥ」
その後、幽助が助けた子供とその母親が来て手を合わせてくれ、母親は温子に深々と頭を下げた。
子「ねぇ。ママ、お兄ちゃん箱のなかで何してたの?寝てたのォ?」
母「そうね……」
子「ママ、お兄ちゃんが起きたらまた来ようね。起きてるときにちゃんと、ありがとう言いたいな。あのお兄ちゃん、とっても面白かったんだ。」
母「そうね……………」
幽助は生き返るための試練を受けることにした。その試練の説明をしてもらうため、霊界へ行くことになった。
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