Novel2

□時の音
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シャトルの中で、ふと腕に着けた時計を見る。
オーブの時間に合わせたそれが刻々と時を刻んでいく。
デジタル時計だから、秒針の音などしないが、目を閉じれば彼女の部屋に置かれたアンティーク時計の奏でる音が聞こえてきそうな気がした。

何処にいても同じように時を刻む。

それでも、出来る限り近くで同じ時を刻んでいきたい。

君の元へと走り出す。

明日への、そして新しい年へのカウントダウンが始まる。

願わくば、君の隣で新しい時を





「お帰り!!アスラン」
「ただいま、明けましておめでとう。カガリ」

今年も君の隣で時を刻んでいく。





END
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