Novel2

□白銀
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「白くて、眩しくて隊長みたいだなって思ったんです…恥ずかしいですね」
言いながら彼女は、顔を伏せて仕事を再開し始めた。
耳が赤い。
多分、顔も真っ赤だろう。
真っ白な風景に赤く染められた花が一つ。
本当にこの世界が俺の物なら、白銀にお前と二人でいるのも悪くない。
「シホ…」
「はい……」
顔を上げた彼女はまだ赤かった
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