Novel2
□白銀
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冴えた空気が恐ろしく似合う人だ。
眩しいばかりの白銀に溶け込み、それでいて燦然と輝いて見える。
あの瞳は、冬の夜空から落ちて来た星に違いない。
凍てつく空にあってこそ輝く眼差しが遠い。
あぁ、この白銀の世界はまるであなたそのものだ。
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