SLAMDUNK 【長編 短編】

□【流川楓】忘れていたい【名無しさん拍手リク/再編集】
1ページ/4ページ



あれからどれだけの時間がたったろう・・・






「楓?どうしたの?」



「・・・いや。」








全国大会が終わり、俺の初恋も終わった。





そして今、俺は生まれて初めての彼女と過ごし
相変わらずバスケに没頭している。




どこも、かしこも”あいつ”との思い出の場所ばかり。






・・・・でももういい、俺には今新しい幸せがある・・・






流川は恋人の顔をみつめた。




「そうだ、今日はどこか行こうか、天気もいいし。」




「・・・」




コクンと頷く流川。
恋人は出かける準備を始めた。





名無しさんとは正反対な性格の今の恋人。

同じ高校で、流川を想う一人であった彼女の猛烈なアタックに流川も時間が経つにつれ気持ちが変わった。

こうやってたまに名無しさんを思い出してしまうのも
名無しさんの事を忘れられていないわけではない。



思い出がありすぎただけ・・・



そう思いたかった。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ