SLAMDUNK 【長編 短編】
□【流川楓】モテすぎる彼氏
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「 キャーーーー
流川くーーーん!」
「 キャーーーーこっちみてー!」
『・・・はあっ 』
大きくため息をつくのは湘北高校バスケ部1年マネージャー名無しさん。
「キャーーーー!今見たわよ!!! 」
『・・・・ 』
流川目当てに来る女子の黄色い声援の先を睨みつける。
『 バッカみたい。
流川流川流川・・・・ 』
「 あらーー?名無しさん。
どーしたのよ、膨れちゃって
あ・・・・」
2年マネージャー彩子は名無しさんの怒りの矛先にすぐ気付いた。
『 あ、彩子さんー
あの女子達黙らせてきてくださいよ頭痛いですー』
うなだれる名無しさんの頭をポンっと撫でる彩子。
「 何言ってんのよ!
あんなのがいたって
流川、あいつに見えてんのはアンタだけでしょ?嫉妬するだけ損よー?
自信持ちなさいよっ」
『 ・・・それならいいんですけどー』
名無しさんは流川を見つめた。
『 ・・・モテる彼氏って本当いや。』