SLAMDUNK 【長編 短編】
□【水戸洋平】運命のハンカチ
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名無しさんの部屋の床に手をつきくつろぐ洋平。
「 なあ、気持ちは落ち着いたか?」
『 んー?
うん、もういいの。 』
「 ならよかった。
俺さ・・・・」
名無しさんは洋平を見つめる
天井を見つめながらボーッと洋平は話した。
「 あんたのこと
好きなんだ。」
『 ・・・えっ』
思い通りの反応に洋平は笑ってしまった。
「 ・・・こんなタイミングに言うとか
意地悪だよなっ 」
『 ・・・洋平くん。』
「 俺は運命も信じるよ。」
洋平はポケットから黄色いハンカチを取り出した。
『 ・・・それは 』
「 今すぐじゃなくていいから。
お前の気持ち教えてほしい。 」
そう言うと洋平はハンカチをテーブルに置き、立ち上がった。
「 じゃ、また来るわ。 」
ーパタン
一人になった部屋
『 ・・・』
名無しさんはただ1人 窓の外を見つめる。
そこには水戸の後ろ姿。
彼は振り向くことなく立ち去った。
"あんたの事 好きなんだ"
『 洋平・・・・』
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