SLAMDUNK 【長編 短編】

□【水戸洋平】二人を結んだひまわり
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そんなある日









「 『 あの』」





二人は 声が揃った。



驚いた様子で目が合う二人。






『 なに? 』


「 お前こそ・・・・」






『・・・なんだろ
洋平君といると すごく居心地が良いというか・・・・落ち着くというか。 』




「 ・・・俺も 」




『 え 』





「 それってなにが言いてえの?」





『 えと・・・・』






名無しさんは俯く











『・・・・! 』





俯く名無しさんの顔を水戸は自分の方に向けた。







「 ・・・・ 」『 ・・・・ 』







「 ・・・わりぃ
俺もう無理だわ 」






そういうと 水戸は名無しさんの唇に自分の唇を重ねた。








『 !!!!』







出会って 3ヶ月





水戸は完全に名無しさんに惚れていた


そして







『 ・・・・』





唇が離れると 名無しさん は口を開いた。







『 わ、私も・・・
本当は洋平君の事が好きで 』






突然のことに驚きながらもスラスラと出る言葉。







「 『 付き合ってください』」







二人の言葉がシンクロすると
子犬のひまわりが起き上がった



嬉しそうに二人の元へ駆け寄る







『 ははっ 』「 はは」






よろしくね と二人は笑顔になる





「 そうだ、もうここに引っ越してこいよ。 」



『 え、でも』




「 でもじゃねーの
俺がなんとかすっから
そんな豪勢な生活送らせてやれねーけど
幸せには絶対にできる自信ある。」




『 洋平君・・・

お願いします! 』




「 わん! 」




「 ははっ
俺らを繋いでくれたのはお前だもんな
感謝しなきゃな、ひまわり」



水戸はひまわりの頭を撫でる


二人の笑い声は絶えなかった




その日から 二人と一匹の幸せな生活がはじまりました。





END


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