SLAMDUNK 【長編 短編】
□【南烈】代わりはいない
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『…寒いね! 』
「せやなあ 」
名無しさんと南は こたつに入りながらダラダラとお正月休みを過ごしていた
二人は幼馴染
名無しさんは憧れの南と同じ高校を受け今年入学をした。
豊玉のマネージャーにもなり
いつも側にいた。
家も隣で 登下校はもちろん
プライベートでもよく遊びに行くほどの仲だった
そんな名無しさんは
南を憧れの存在から
"すき"と言う感情に変わってしまっていた。
『 …烈くんおばさんについて行かんで良かったん?』
「 …ああ、いいんよ
正月くらいゆっくりしたいっちゅーねん。
んなことより、ほらみかん剥かんかい奴隷。」
『 …あー!!
奴隷ー!?さいっってい!』
「…早よ頼むで〜 」
そう言うと南はこたつに入ったまま横になった
『 んもーーー 』
仕方がなくみかんを剥く名無しさん
そして
ーズブッ
#name1#は南の口に剥いたみかんを突っ込んだ
「 …んぐっっっ
…お前やりよったなあ… 」
南は名無しさんの頬をつねる
『 いたたたたた!
ごめん!ごめんてえー! 』
名無しさんはこんな何気無い南との日常が楽しくて仕方がなかった
優しく接してくれた
どんな相談も乗ってくれた
お互い隠し事なんてないと思ってた
私にだけ優しくしてくれているんだと思ってた