SLAMDUNK 【長編 短編】

□【土屋淳】イジワル
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「 …名無しさんー!!ボール!」


『 はいはーい! 』


「 名無しさんちゃーん!ドリンク頼むよー!!」


『 あっ!待ってー!!』





毎日忙しい大栄バスケ部マネージャーの名無しさん。

マネージャーは彼女だけなので
いつも動いてばかり。






「 …名無しさんーーーー」




そんな中一番名無しさんの名を呼ぶのが






『 …はあ、淳くんなにーーー!!』



「 …はよきてーー 」




この男、大栄学園キャプテン土屋淳




『 …待ってよ!他のことやってからでいいーーー?!』




「…ちょっときてーーーー 」





…しかとかよ!!





ハアッとため息をつき
仕方がなさそうに土屋の元に向かう





イスに腰掛ける土屋の前に立つ名無しさん







「 …なあー肩揉んで(^ ^)」




『 …はい? 』






ニッコリ微笑みながら
肩を揉め、と支持する土屋




『 …あのねえキャプテン様
私は今他の人たちにも頼まれた重要な事を先に済ませたいんですよ』




その言葉に キョトンとした顔で
周りを見渡す土屋





「 …誰が言ってるん? 」



『 …皆のドリンクとか!タオル洗ったりねー!肩揉むなんて最後だよ最後!
てかやりたくないけどねえ!!』




イライラしながらニッコリと笑う名無しさんに微笑み返す土屋





「 僕、キャプテンなんやけどおー 」



『 …あんのねぇ
キャプテンとか関係ないの!
今は優先順位があるの!
キャプテンならそれくらいわかりなさい!』



ポンッと 土屋の頭を叩く名無しさん
そしてその場から離れようとした





ーギュッ






『 !!?』





「 …?!」「 おい、あれ 」





ざわつくメンバー達


それもそのはず








『 …ち、ちょっと!!』



「 怒った、肩揉むまで離さへん!」




土屋は名無しさんを抱き締めていた






『 …ち、ちょっとーーーっ』







ーパシーーーンッ!!
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