SLAMDUNK 【長編 短編】
□【藤真健司】目を合わせて
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「 …ふ、藤真さん…あのこれ 」
「 …?
ありがとう 」
「 「 キャーッ」」
…今日もうちのキャプテンは人気者だ。
「藤真さんー!!こっちみてー! 」
「 …? 」
「 「 きゃー!すてきー」」
『 …むっ』
毎日毎日翔陽バスケ部の練習にら
藤真さんのファンの子達が群がる
別に、いいけど。
『 …むー』
引きつりながらも笑顔を絶やさない!
こんなことで顔に出してたらマネージャー失格だわ!
我慢…
「 …きゃー」
「 …藤真さんー!」
嗚呼、やっぱむかつく!
名無しさんは しっかりと崩さなかった笑顔がだんだん崩れてくるのが自分でもわかった。
完全に嫉妬である。
名無しさんは翔陽バスケ部マネージャーになる前から藤真に想いを寄せていた。
しかし伝えることのできない一言
ずっとただの マネージャーと監督の関係。
別にプライベートで仲がいいわけでもなく…
「 名無しさん!」
『 !!!
は、はいっ!?』
ボーッと藤真のことを考えていると
藤真が自分の名前を叫んだ
名無しさんが我にかえると…
ードカッ!!!
「 「 ああ!!! 」」
『 …ぐふっ!!!!!』
まさかのボールが顔面を直撃した。
名無しさんはそのまま気を失ってしまった。