銀 魂 【原作沿い】
□【ベルトコンベアには気をつけろ】
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『 ん?怖い話!?』
「 んああ、やるらしいぜぃ今夜
浮かれてやがらあ奴ら。」
ある日 名無しさんと沖田は 縁側で座り話をしていた。
今夜 真選組に怪談話の好きな者がきて
皆に怪談話をするらしい。
『 ふーん
なんでまた急にー』
「しらねえ、飲みながら少しでもこの暑い夏をしのぐための大人の楽しみってやつなんじゃねーの。 」
沖田は 名無しさんをちらりと見つめる。
「 お前、怖くねーの。」
『 は?なにが』
「怪談話 」
『はあっ 』
名無しさんはため息をつき
立ち上がる。
『 くだらない、幽霊なんかいないんだから』
「 ふん、つまんねーの」
沖田はつまらなさそうに
名無しさんを見上げた。
『 …』
「 ?」
『 …トイレついてきてくれる? 』
名無しさんは振り向き汗をダラダラ流し 沖田ににっこり微笑んだ。
「 …え」
沖田は 困惑するがすぐに理解し
ニターッと 怪しく笑う。
「 ああ、いいぜ
トイレの電気ー…切れなきゃいいなあ?」
ニヤニヤニヤニヤと名無しさんの隣まで歩く沖田。
『 やめてよね、殺すからね』
名無しさんは沖田の裾をぎゅっと握りしめパタパタ足音を立て 沖田の後を追った。
「 こりゃーーー今夜は楽しくなりそうだぜい」