SLAMDUNK 【原作沿い】

□インターハイ予選に向かって
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名無しさんは流川からの素直な誘いに乗り
二人は学校を後にした。







「 …」



『 なーんか楓に帰り誘われんの 珍しすぎて
へーんに緊張するわ。』


名無しさんはボソッと話した。


「 …… 」



流川は 自転車の後ろに乗れと名無しさんに指示をする。





『 え、私重いよ?(笑) 』



「・・・・・んなこと知ってるどぶす 。」



『 むっ!!パンクしろー 』




そう言いながら名無しさんは後ろに乗った。





しっかりと流川の腹に両手を当てる。


ぬくもり 、流川のにおい

初めてのことばかりで胸が躍った。







『 へーんなの。
お見舞い来てくれたり
二人乗りとか
カップルかよーって 。』




名無しさんは流川の背中に額を当てながら話した。






ードキッ







流川の運転が荒ぶった。






『 …きゃあ!!』


「 ・・・・・わりい。」



傾きながらも自転車元にを戻す流川。





「 お前が重すぎてよれた。」


『 …あ!侮辱!!!
まじパンクさせますよ!!! 』







風になびかれ
二人は夜の街を走った。










「 ・・・・・三井先輩かっけー? 」



流川はそっと口を開いた。




『…ん?
三井先輩?
なんで急に?! 』



「 ・・・・・いや
バスケうめーから
俺よりは下手だけど。」


『 …ふふっ』



「 なに笑ってんだよ 」


『楓って可愛いとこあるよね 。』



「 …!!
なんだよ急に。」






『 ・・・・・うーん
まあ、素敵だよね。 』



「 ……! 」


名無しさんのぴったりくっついた体は流川の鼓動を感じ取れた。






『 …嫌なの?(笑) 』


「 …いんや。
別に。 」





『 バカワ。 』


「 ・・・・・?」


『インターハイ予選
がんばろうね。
負けたら許さんからね。 』



「 …ふん
ったりめーだっつーの。 」
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