SLAMDUNK 【原作沿い】

□【ちゃんと 見守る】
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屋上から抜け出した水戸は花道たちと校舎の裏庭にいた。



「 ・・・・・洋平 」



花道たちに背を向ける水戸。




「 わりぃわりぃ!
俺らいたら うるせーだろ?」



水戸は振り返りにっこり微笑んだ。


花道はパンをくわえながら横目で水戸を見上げた。



「 ・・・・・で、でも洋平。」


高宮は心配そうに水戸を見つめる。


「 さーて、俺は食後の運動してくるとするか、じゃーまた後でな!」



水戸はスッと 四人に背を向け
手を振った。









「 ・・・・・」


「 …あいつ 」



異様な空気に包まれ
水戸を心配する四人。


「 なぁ 花道… 」

「・・・・・ん 」


高宮は花道に問う。




「 ・・・・・洋平あいつ。
まだ名無しさんのこと… 」




花道は空を見上げた



「 ……… 」




「 「「 …… 」 」 」





「…むっ」





「「 「 !!? 」 」 」





花道は急に立ち上がる




「 る、流川のやろおおお!!!
名無しさんに近づきやがってぇぇぇえ!!!!
洋平ーーーーー!待ってろよーーー!俺が流川ぶっ殺してやるからなぁあ!!!」






暴れ出し流川の元に行こうとする花道を必死に止める高宮、野間、大楠…




「なんだ急にぃい!! 」

「ああああ
落ち着けって! 」



野間と大楠に両肩を掴まれる花道。


「 …あいつは
洋平はずっとずっとずっと
名無しさんのことが…
でも名無しさんは気づいてねぇし。」


花道の手が止まった。


「 「「 …… 」 」 」





「 ・・・・・洋平 」
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