欅坂小説

□ここでは嫌
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渡邊side



「はぁっ・・・ねるっ、」
苦しさと気持ち良さに耐えられなくなって、縋るようにねるの名前を呼ぶ。

「どうしたの?理佐?」
ふふっと笑う、ねる。表情は容易に想像できる。私が苦しんでる所を見て、嬉しそうにする・・・・ちょっとSっ気のある顔。


「ここ気持ちいい?」

「ぅあっ!!」


「やーらしっ。」

「はぁ・・・っ、」



っていうか・・・こういう事をするならせめて、ベッドの上だけにして欲しかった。


「どう?お風呂でするのって新鮮で良いでしょ?」
良いわけないでしょ。
自分の声は必要以上に反響するし、明るいし、何より鏡で自分が犯されている姿を見せられるなんて。

「理佐、ほら見て。すっごくやーらしい顔してるよ?」
そう言って私の顎を掴んで、無理やり鏡の方を向かされる。

「・・・っ!!」
恥ずかしくて、ぎゅっと目をつぶると、中を動き回っていた指が止まる。


「・・・っはぁ、うぅ・・・」
急にやめられたせいで、不快感が体中を支配する。

「やめて欲しくなかったら、ちゃんと鏡見てて?」
くすくすと笑いながら言ってくるねる。
ほんと、鬼畜。
仕方なく鏡を見つめる。
そこには赤くなった頬、潤んだ目、ねるに与えられる刺激に歪む顔。



「理佐、やーらしいね。」

「んっ、やぁ・・・!!あっ、ねる!そこやだ!!」
急に奥の方を擦られて、思わず声を上げてしまう。

「ここ気持ちいいでしょ?」
言いながら、出し入れする指を速めてくる。

「あっ・・・ねる、もっ・・・いや、だめっ・・・!!」
腰が勝手にびくびく跳ねる。後ろからは、ねるのクスクスという笑い声が聞こえる。

「いいよ?苦しそうだから一回イこうか?」
そう言って中の指を少し曲げた。


「っ!!あぁぁあぁぁっ!!」
頭が真っ白になる位の快感が脳を突き抜けて、ねるの指を締めつけてしまう。
全身がびくびくと痙攣して、直後に身体の力が抜ける。




「・・・っはぁ、う・・・」
膝に力が入らなくて、ガクンとバスマットの上に崩れ落ちる。


「理佐、これで終わると思わないでね?」

「うそ・・・っ!!」
そう言った直後、私の足の間に顔を近づけた。



「ちょっと、ねる!!やめ、あっ・・・やっ、んんっ!」
ぴちゃぴちゃと粘着質な音を立てて、私のそこを舐めまわすねる。


「っ、ねる・・・きたない、から・・・・あっ!や、はぁ、んぅ・・・!!」
必死にやめてくれるように言おうとするけど、言葉にならない。


「理佐、ここ・・・固くなってきてる。」
そう言って、女の子の身体で一番敏感な部分を舌でつついてくる。
それだけで、腰から脳まで電気のような快感が走る。


「ね、る・・・まって、おねが・・・はぁっ!あっあっあぁ!!」
舌でつつかれて、ねっとり舐めまわされて、吸い上げられて。
足がガクガク震えて、腰が勝手に跳ねる。
何も考えられなくなって、必死にねるの名前を呼ぶ。


「・・・っぅ、あ・・・もっ、だめ・・・!!」


「ん・・・む、いいよ理佐。」
そう言って、音がするくらい強く吸い上げられた。


「っは、あっぁぁああっ、ん!!!!!」
身体が勝手にびくびくと震えて、ねるの顔を太ももでぎゅっと挟んでしまう。
快感が駆け抜けると、急に身体から力が抜けた。




「はぁっ、はぁ・・・あ、ふぅ・・・。」


「ふふっ・・・理佐やーらしくて、可愛い。」
口の端から私の体液を垂らしながら言って、もう一度そこに顔を寄せてくる。

抵抗しようとすると急に胸の先端を摘まれて、意識が逸らされる。
すかさず、ねるがそこを舐めまわし始めた。



「ふぁ・・・あ、あっ!?ねる!!」
舐められながら、急に中に指が入ってきて声が上がる。

「理佐・・・いっぱい気持ち良くなってね。」
言いながら舌と指の速度を上げられる。


「あっ!はぁぁ・・・ん、んん!!ねる、りょうほうは・・・いやっ!」

「あ、指2本の方が良かった?」
言いながら、ぬるりと指を入れてくる。
堪らない快感と息苦しさで、視界が滲む。
ねるの指の形が分かるくらい、締めつけてしまう


「理佐・・・締めつけすぎ。指、ちぎれちゃいそう・・・。」
言わなくていいっ・・・・!!

頭も身体も熱くて、声が勝手に口から溢れていく。



「ね、るっ!!もっ・・・ほんとに、だめぇ・・・!!!」

「ん。」
もう一度強くそこを吸われて、中は奥を突き上げられて。


あ・・・もう、ほんとにだめ。

「ふっ、あ・・・あああぁん!!!!」
びくびくと身体が震えて、頭が真っ白になって。
私の意識はそこで途絶えた。








「・・・・ぃ、・・・・・さ」
どこかで呼ばれている気がして、何とか瞼を上げる。

「理佐、大丈夫?」
声のする方を見ると、心配そうな顔でこちらを覗いているねるがいた。


「みず・・・ほし、い。」
強烈な喉の渇きに襲われてお願いすると、首の後ろに手を回されて、唇を重ねられる。
すぐに少しぬるい水が、口の中に入ってくる。

「ん・・・ぅ。」
溢れた水が口の端から首筋を伝う。

「ごめんね、やりすぎちゃった。」
申し訳なさそうに上目づかいで言いながら、ぎゅっと抱きついてくる。
さっきのSっ気の強いねるはどこへやら。小動物のように腕の中に収まっている。

「いいよ。別に。」
ねるの髪を撫でながら答えると、良かったと言って柔らかく笑う。

「でも、もうお風呂ではしないでね。」
恥ずかしくて堪らないから。

「・・・え〜・・・。」
目を潤ませながら切なそうな顔をする。

「1週間に一回。」

「だめ。」

「じゃあ1ヶ月に一回。」

「嫌。」

「3ヶ月に一回。」

「・・・怒るよ?」
そこまで言うと、さらにうるうると目を潤ませる。



「私の気分が向いたら・・・だったらいい。」
その顔に私が弱いのを知っててやってくる。やっぱりねるはSっ気が強い。

「やった〜!・・・・ちゃんとそういう気分にさせてあげるからね。」

「・・・っ!!」
耳元で言われて、ぞくっとする。

「・・・っ、寝る。」
倦怠感と恥ずかしさに耐えきれず、布団を被ると、すかさずねるが布団に潜り込んでくる。



「明日は学校、さぼっちゃお?」

「・・・うん。」
ねるの提案に賛成してから、意識を手放した。






「またしようね、理佐・・・。」


END




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