欅坂小ネタ集

□小ネタ10 〜してもいい?3〜
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菅井side


理佐の部屋で寝る前のまったりとした時間を過ごしていたとき、事件は起きました。






「昨日知ったんだけどさ。」


「・・・うん。」
・・・・・あー、もう既に嫌な予感しかしない。



「チョコレートプレイってあるらしいんだよね。」


「・・・。」
原因不明の痛みが頭に走って、思わず額を押さえる。


「友香、大丈夫?」


「ちょっと頭痛が・・・。」


「頭使い過ぎでブドウ糖が不足してるんだよ。チョコ食べた方が良いよ。」


「いや・・・今日はチョコはいいや。」


「はい、あーん。」
私の主張も虚しく、理佐が近づいてきた。


「ちょっと!どこから持ってきたの、その溶けたチョコ!!」
しかもその手には溶かしたチョコが入ったボウルが。


「美味しいよ?」


「・・・・・・。」


「ほら、友香。あーん。」
理佐の指についたチョコはつやつやとした光沢があって、美味しそう。


「あーん。」


「・・・・・・・。」
観念して、理佐の指を舐めないように、そっと舌先でチョコをすくい取る。


「美味しいね。」
にこにこと笑いながら言った理佐の笑顔にドキリとしたけど、ここで押し切られたらまずいことは分かっている。


「もっと食べたいでしょ。」


「いや、もうい・・・っ、」
言っている最中に口に指を突っ込まれて言葉が出なくなる。


「んう・・・りひゃ・・・。」


「今日はバレンタインだからさ。サービスしないとって思って。」
なんのサービス・・・?


「私にもちょうだい。」


「っひ・・・や・・・・っ!!」
温かいチョコが首に塗られて、びくりと身体が跳ねる。すかさず理佐の舌が身体を這って、腰のあたりがゾクゾクする。


「美味しい。」


「っ、ばか・・・・っ!」
ぷちぷちとボタンを外されて、あっという間に上半身裸になる。そこにトロトロとチョコを流されては舐められる。
ぺろぺろと舐める姿がミルクを飲んでる子犬みたいで可愛いけど、今はそれどころじゃない。どんどん上がる体温と下半身が恥ずかしい。



「・・・っ、ゃあ・・・!!」


「ここにはチョコ塗ってないよ?」
熱くなっていた下半身を急に触られて、顔に熱が集まる。くちゅくちゅと粘着質な音を立ててそこをいじってくる。


「あ・・・りさ・・・っ、」


「ハッピーバレンタイン。」


「っ・・・ぅあぁぁあっ!?」
その後の事はよく覚えていません。
でも翌朝、理佐が嬉しそうにしていたから、それでいいかなって思ってしまった私は末期です。


END



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