欅坂小ネタ集

□小ネタ2 〜してもいい?〜
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菅井side



理佐の部屋で寝る前のまったりとした時間を過ごしていたとき、事件は起きました。






「昨日愛佳に聞いたんだけどさ。」


「うん。」


「拘束プレイってあるらしいんだよね。」


「・・・うん。」


「あ、あんまりきつくやる感じじゃなくてね、両手を布とかで軽く縛るやつね。」


「・・・・う、うん」






「やってみ「やらないからね!?」


「・・・・。」


「・・・・・。」


「拘束プレイってあるらしいんだよね。」


「え、デジャブ?」


「やってみてもい「やらないから!!!」


「・・・・・・・。」


「・・・・・・・・。」


「拘束「もういいよ!何回やるのこのくだり!?」
そこまで言うと、急に理佐がふっと黙った。真顔でこっちをじっと見つめている。


「何で逃げるの?」
身の危険を感じて、じりじりと距離を取るとすかさず詰めてくる。


「いや、何か・・・もうこれ純度100%でその方向に向かってるでしょ。」


「お、友香のくせに察しが良い。」


「友香のくせにってひどい!」


「あはは、ごめんごめん。・・・で、覚悟できた?」


「いや出来てないから!っていうかしな・・・っ、きゃぁあ!!」
ソファを挟んでいるから大丈夫だと思っていたら、急に理佐が持ち前の運動神経を発揮して、ひらりと乗り越えてきた。
逃げようと思っても遅くて、あっさり理佐が馬乗りになる。しかも、いつの間にか出していた手ぬぐいでもう私の両手首を縛りあげている。


「痛くしないからさ。」


「そう言う問題じゃ・・・っ、」


「あー・・・これは結構・・・・うん。」


「な・・・に?」


「良い眺め。」


「・・・変態。」


「え、この状況でそのセリフ大丈夫?」


「えっ・・・やっ、りさっ・・・まって、」


「ごめん無理。」


「んぁっ・・・せめてベッドでして・・・っ!!」


「ふふっ、友香も乗り気じゃん。」


「うぅ・・・優しくしてね・・・。」


「どうかなぁ〜。」







翌日、愛佳はちょっと強めに叩いておきました。
一瞬「?」って顔をしていたけど、私の手首の跡と痛む腰を抑える手を見てニヤニヤしていたので、おまけにもう一回叩いておきました。


END

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