BOOK(編集用)

□第2話
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「おかえり」


ゴミ出しから部屋に帰ると、すでに着替え終わった咲さんが化粧をしていた。


「あれ、咲さんも出かけるの?」

「うん、今日は実家に帰るの」


確か咲さんの実家は俺の家から徒歩15分ほど。

むかし勝利と3人で遊んだことを思い出した。

お互いの家の中間地点に大きめの公園があって…


「まぁこれでいいか…帰るだけだし。ごめんお待たせ」


軽く化粧をほどこした咲さんは、髪をパパっと束ねてリュックサックを背負った。


「荷物くらい俺が持つよ!お世話になったし!」

「じゃあお願いしようかな」


そう言うと軽く笑ってこちらに荷物を渡してくれた。



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