BOOK(編集用)
□第2話
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ごみ捨てくらい俺が行くよと言い、ゴミ袋を受け取って玄関を開けた。
夜のうちに雨が降ったらしく、道路には水溜まりが出来ていた。
「…まさか水溜まりからスタツアはしないよな?」
フラグとも取れる独り言を呟きながら大きな水溜まりを慎重にまたいでゴミ置き場へ向かった。
さすがに水溜まりのように少ない水ではしないだろう。
……いやでもトイレでスタツアした事あるな、と初めてスタツアした時の事が脳裏をよぎった。
あの時は確か、トイレは本来少ない水量なのに溺れそうになるほどの水量の異空間に取り込まれてスタツアしたんだ。
つまり水溜まりでも可能性は無くはないのだ。