ONE OK 69
□そろそろ...
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俺と貴寛が付き合って1ヶ月。
俺は幸せな日々を過ごしている。
貴寛は本当に可愛くて、愛おしくてしょうがない。
俺にも少しずつ喋ってくれるようになり、今はこの関係だ。
1番始めのバンドに誘ったときの冷たさが嘘のようだ。
その時の貴寛は人を全く信用していなかった。今も完全に治ったわけでは無いが、前よりだいぶ明るくなった気がする。
初めて手を繋いだときの貴寛の照れた顔は忘れられない。初めてキスをした日のこともよく覚えている。
貴寛と付き合い始めてから貴寛のことを考えない日は無い。
貴寛と毎日過ごすうちに、いつしか俺は貴寛と一線を越えたいと思うようになっていた。
付き合っているとはいえ、「それ」について貴寛に話を切り出すことは出来ない。
必ずしもしなければいけないと言うわけでもないし、何しろ痛いのは貴寛のほうだ。俺は貴寛を傷つけたくない。
それを思うと自分から話を切り出すことができなくなっていた。
(ホンマはもうめちゃめちゃに犯したいんやけどな)