夢
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??視点
春休みが始まって七日たったある日・・・
春の夜は鍛錬した後はさすがに冷える
川辺にいるんだ、当たり前だ
冷たい風が吹きブルッと体が震えた
「・・・ん?」
ふと、下流の方で何か動いたような気がする・・・
あれは、なんだ・・・?
好奇心で恐る恐る近づいてみた
仮にも、忍びの卵だからな
気配は完全に消してだ
「人・・・?
しかも、見たことない格好だ」
私と同じくらいの女が変わった服装で
全身びしょ濡れで倒れていた
もっと近寄って意識を確認すると
しっかり息だけは聞こえた
死んではいないようだが、
このままにして置くと確実に死んでしまうかもしれないな・・・
・・・仕方ない
私はため息をつき、意識のない女を抱き上げ家路につくことにした
忍者が嫌う満月が綺麗な日だった
、