夢
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「体調は大丈夫か?」
布団の脇まで近づいてその場で座った男の子
綺麗な顔立ちをしていて、髪もストレートだし、なにより髪が長い
しかも、服装が袴姿だし
おぼっちゃんなのかな・・・
『あ、はい
あの、ここは貴方の家ですか?』
「なら、良かった
ああ、私の家だが・・・どうかしたか?」
『ここって、あの世とかじゃないんですか・』
「あの世ぉ?」
男の子は眉間に皺を寄せたかと思ったら
爆笑し始めたもんだから
私は今、変な顔してると思う
「くっくっ・・・ふはっ」
いつまで笑っているんだろうか・・・
「悪い悪い・・・ここはあの世ではないぞ
室町ではあるが」
『え?室町・・・?』
室町?
室町って5,6百年も前の時代じゃ・・・
あまりにもひどい顔をしてたんだと思う
男の子が怪しげに私を見ていたから
「お前、一体何者なんだ?」
私はこの子に話をした
先の世から事故に遭ってこっちに何故か来て知ったこと・・・
男の子は最後まで話を聞いてくれて
すごく泣きたいぃもちになった
、