2年4組
□始業式
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私達は今、白波高等学校の始業式に出るために、早く待ち合わせをしていた。
詩「ねー、登羽
何で2人、来ないのー?」
私と登羽は、広樹と伯斗とマンションの玄関で待っていた。
4人は同じマンションの同じ階で小さい頃から一緒にいる。
いわゆる幼馴染だ。
登「昨日、広樹が伯斗の家に泊まったから。」
詩「なんでそれで遅いの?広樹が約束に遅れるのって滅多にないじゃん」
登「知らなくていい」
私は登羽と、広樹と伯斗も高2の時から付き合っている
伯「しょうがないだろ、広樹が可愛いのが悪い」
登「やっと来た。遅いぞ」
伯「わりわり。昨日寝るの遅かったから。」
登羽と伯斗は一緒に先に行った。
私は広樹と共に会話をしながら2人の後を追った。
広「ごめんね、遅くなっちゃって。」
詩「大丈夫だよ。広樹こそ平気?腰痛そうだけど。」
広「う、うん。大丈夫だよ」
こうして私達の日常は始まる。