「個性的な彼らの、日常風景」

□買い物と、ハプニング
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パーカーに包帯だらけの青年に、白衣を着た優しそうなたれ目の男性、
派手な格好の美女に、フードで顔を隠した緑色の瞳の少年。
そして金色の髪に無表情の美少女。

想像してほしい、
そんな五人が町を歩いていたら明らかにカオスな状況だということを。



「……………(よくよく考えてみると、端からみたら可笑しな面子なんだろうなぁ。)」

「あ?どうしたレイ。」

「ーーーううん、なんでもない。(…まぁ、どうでもいいのだけれど。)」

大きな市場に着いた私たちは
とりあえず、効率よく買い物をするために、
一度別れて必要な物を調達してまた戻ってくることにした。

キャシーは野菜、ダニー先生とザックは重くなる肉と魚、エディは残りが少ない日用品(歯みがき粉など)、
私は足りない調味料や香辛料、というように分類した。


「それじゃあ僕は日用品だね!えーっと、確かあっちの方にあるはずだから行ってみるよ。」

「私はこっち、調味料がたくさんあった。」

「僕が店主と話すから、荷物は君が持っていてくれるかな?戻るときは手伝うから。」

「おー、俺は字は読めねぇから買えねぇしな。」

「野菜は…確かザックたちと同じ方向にあったわね?途中までいっしょに行きましょ!」


それじゃあ、また後でおちあいましょうねぇ♪と、キャシーたちはスタスタと歩いて行った。

「………じゃあ、私も。またあとでね、エディ。」

「あ、うん!またあとで。」


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