「個性的な彼らの、日常風景」

□買い物と、ハプニング
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とある日の昼過ぎ。


「………………あ。」

「どうしたんだい、レイチェル。」

「冷蔵庫の材料、結構少ない。
買いに行かないと………。」


飲み物を取ろうと冷蔵庫を開けると、数日前に沢山あった食材がだいぶ少なくなっていた。

さすがに五人もいると材料の減りも早いので、いつも定期的に誰かが買い物へと行っている。
ーーザックだけは荷物持ちとしていつも行くのだけれど。


「あら、ホントねぇ。次は誰が行く?」

暇だし、あたしが行っても良いわよ?と笑うキャシー。

今日は皆、特に出かける用事もなく暇をもてあましているので全員がいる。

ーーーたまには、こうするのはどうかな。

ねぇ、と皆に話しかけると、私はこう提案してみた。


「全員で、買い物に行くのはどうかな?」

皆、少しきょとんとすると、すぐに笑顔に変わり一斉に頷いた。

「それなら、準備をしなくちゃね♪
お化粧直ししてくるわ!」

とドタバタとキャシーはリビングを出ていった。

エディもダニー先生も支度をするようで部屋へと戻っていく。


「ーーーザックは支度しなくていいの?」

と、ソファに座っている彼に話しかけると

「あぁ?買い物に行くだけなら支度なんかいらねぇだろ?」

と返された。
ーーーなんとも彼らしい返答だった。

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