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□焦れったい
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「はぁ・・・。。」


ため息をつきながら見つめているのは、ウィーズリーの双子の兄弟のお店にある可愛らしいピンクの小瓶。

そう、惚れ薬。
前にこれが強力な惚れ薬だって2人が言ってるのを聞いたことがある。しかし・・・使って良いものか。。



ジ「アヤメまた惚れ薬見てるのか??いい加減買ってみたらどうだ?」

「あ、あのジョージ。もちろん買いたい気持ちはあるけど・・・でもなんだか。。」

ジ「大丈夫さ、使っちまえばイチコロだぜ。まぁ、そんな薬も必要ないと思うけどな(笑)」




私を茶化してジョージは、ほかのお客様の相手をしに行ってしまった。
私はハリーと同じ年、ハリーやロン、ハーマイオニーとも仲がいいので双子ともそれなりに仲は良いと思う。


そして私の想い人はフレッド。
ね、本人の作った惚れ薬を本人に盛る?なんて出来っこない・・・。


「はぁ・・・。。」



ピンクの小瓶に向かってまた、ため息がひとつ出た。



フ「なぁ、アヤメ。そんなに惚れ薬なんて見つめちゃって誰に使うつもりなんだ?」



あなたです。
なんて言えるわけない



「う、うん。えっと・・・その。ロン!」

フ「まじかよ、ロン!?」

「あ、違うの、ロンが・・・使いたいって・・・で、私が変わりに見てこようかって。」




ふーん、ロニィ坊やもシャイだな!と笑ったフレッドの、笑顔がやはり格好よくて魅入ってしまった。



「あの、私・・・買ってみようかな。これ、」

フ「ロンにか?」

「まぁそうね、」



そういうとフレッドは、ピンクの小瓶を一つ手に取り私の手に乗せた。



フ「こんな事俺達普通はしないんだ、けど特別に俺からアヤメにプレゼント。」



相棒には内緒な(笑)と悪戯な笑みを浮かべたフレッドに思わず赤面してしまう。。



「ありがとう///」

フ「///・・・いや、あー・・・その、上手に使えよ!1滴容れるだけでも大層効くんだぜ!」

「ん?うん、わかったわ。」



フレッドの様子が少しおかしいような気がしたけど気のせいかな?なんて考え直して貰った、フレッドから貰った!!ピンクの小瓶を大切にカバンに詰めて「またね、」ってお店を出た。



あーついに買ってしまった。
いや違う、フレッドがくれたのだ。
使うべきか使わざるべきか・・・
でもそうだな・・・試しに使ってみるのも悪くないかもしれない。







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