タロット ガッシュ

□2 女教皇
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女教皇のイメージは、神秘的な女性。
主人公が初めて出会う運命の存在。
薄いベールに包まれた美しく慎ましやかなカード。

ヒロインにあてることが多いですね。

この話の中心を清麿とすると、ヒロイン的女性キャラ、と言えば水野鈴芽か大海恵。

スペック的には恵の方を推す人が多いですね。
ティオの本の読み手で、初めて一緒に戦った仲間。歌って踊れる人気アイドルで、性格だって優しくて、女の子からの人気も高い。もちろん鈴芽も大ファン。
…ヒロインとしてはパーフェクト。

対して鈴芽はヒロイン力がすごく低い。
天然ぼけで方向音痴、包丁捌きは上手いけど料理の味付けはだめ。
運動もあまりできないし、勉強もあまりできない。

でも、すごくいい子。
自分ではわかってないのが、またね。

女教皇のカードの「隠された知恵」という意味からいくと、やっぱり鈴芽の無自覚さが似合うと思うのです。


水野鈴芽

女教皇のイメージは、清らかで神秘的な女性。主人公が初めて出会う運命的な存在。
つまり…初恋?

主人公がガッシュならコルル、高嶺清麿なら水野鈴芽…?

この話は、そもそも恋愛の要素がほぼないんだけど、大切な出会いではある。
とても大切な友達。

彼女はすごくいい子だ。
明るくて素直で優しい。

妬まれて心を閉ざした清麿にふつうに話しかけて、その事で自分が仲間外れされても陰口たたかれても、やっぱり心配して話しかける。

まぶしいほど真っ直ぐな好意。
下心のない善意には強さがある。

でも彼女は、その価値に気づいていない。
ただのお節介なお人好し、程度にしか思ってない。
素直っていうのも、子供っぽいとか単純とか思われやすいものだから。

そういう無自覚さが彼女の魅力。
無自覚なのは無垢ってことで。

女教皇が司るのは、まだ表に現れていない隠された知恵。

そのせいかはわからないけど、彼女の何かしら意図を持った行動はほぼ上手くいかない。(林間学校のカレーとか、引っ越し祝いとか、スケートのお誘いとか)

たぶん、自分らしさを見失うのが敗因。

あと、彼女はバカだと思われてるけど、清麿のわかりやすい説明が理解できるなら、頭は悪くない。普通だと思う。

むしろ突拍子もない発想とか、微妙な感性とか、素直な気質からくる勘の良さがあるんじゃないかな?

彼女の笑顔は可愛いし、そこはかとなく女の子らしい色気もある。
まだまだ未熟で、恋に恋してたり、憧れに振り回されたりしてるけど。

そういうこれから成長していく存在という意味でも彼女は「女教皇」かなと思うのです。
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